キャンディシュガー・3


反吐が出る。




あいつが、俺の口を動かして云う、
耳を塞ぎたくなるようなあのせりふの、
ひとつひとつで俺は、確かに解放されたような気分になる。


おれとあのひとの間に、そんな始末の悪いもんなんかいらない。
こんなどうしようもないことに気づきたくなんかなかったのに。




遠くでおれを呼ぶ声が聞こえる。
身を竦め、意識を、
手放す。





071001